マイ・サンシャイン ~何以笙簫默~(2015年)全32話
原題:何以笙簫默
英題:My Sunshine
おすすめ度:★★★★★★★★ 8/10
(~14話まで:★★★★★★★★★★10/10 14話から:★★★★★5/10)
*第6話 素直になれない*
イーチェンの事務所を出たモーションは、以前は楽天的でイーチェンにどんなに冷たくされても笑顔で一緒にいられたが、今は言葉を交わす勇気さえないと思いながら歩いていた。1台の車が目の前で止まり、中からイーチェンが乗り込むよう指示。ためらうモーションに駐車禁止区域だから早くと促されて乗り込む。戸惑うモーションを乗せたイーチェンは、財布のお礼として食事に誘う。食事中、イーメイから電話が入る。2人が一緒にいることに動揺したイーメイは、仕事に集中できずNGを連発してしまう。気分が優れないイーメイはフラフラとあてもなく歩き、その様子を偶然見かけたユエフォンが後を追う。モーションを家まで送り届けた後モーションの電話番号にかけ、翌日シャオシャオの件でイーチェンの事務所に来るように指示する。翌日の仕事の合間にイーチェンの事務所に行ったモーションは、シャオシャオの弁護士としてイーチェンから厳しい質問を受ける。最後にシャオシャオとは旧友で、友情が残っているかもしれないから話し合うことが解決になるかもしれないとイーチェンはさりげなくアドバイスする。仕事に戻ったモーションはユエフォンとの残業後、イーメイのことについて聞かれる。イーメイに惚れてしまったと正直に言うユエフォンに、モーションは彼女には恋人がいると思うと伝えるが、イーメイが"ある人に片思いしているけど諦めるべきか"と聞かれたので彼氏はいない、自分にもチャンスがあると断言するユエフォン。ある日、シャオシャオのベッド写真が流出し、ネットで拡散されるが、モーションとユエフォンはそれが精巧な合成だと気付く。
6話のハイライトはモーションを食事に誘って寛容な態度を見せたかと思いきや、弁護士としてモーションのアメリカ時代を問い詰める場面ですね。この場面は、イーチェンの知らないモーションの過去だからなのか、中々の緊張感で会話が進みます。やり取りを抜粋しますと…
イーチェン:資料によるとアメリカ留学したとか。
モーション:そうです。
イ:いつ?
モ:2004年
イ:具体的に
モ:2004年9月
イ:何日?
モ:29日です
イ:どの都市へ?
モ:ニューヨークです。そこで勉強を。
イ:大学名は?
モ:資料に記載が…
イ:改めて聞かせてください
モ:…スクール・オブ・ビジュアルアーツ…
イ:英語は苦手なので中国語で
モ:視覚芸術学校
イ:無知なので調べさせてもらいます。
名門校だ。トップ10に入っている。全てを捨てて学ぶに値する学校だ…
卒業後もニューヨークで撮影の仕事を?
モ:いいえ、違います。卒業後はロサンゼルスへ。
イ:なぜ?
モ:裁判には無関係では?
イ:関係ある
モ:なぜなら…個人的な理由です…LAにも条件のいい仕事が…
イ:LAでは人物撮影に携わっていた
モ:はい
イ:作品を拝見しました。ハリウッドスターを撮っていたようだ。
順調だったのになぜ帰国を?
なぜ過去の経歴を捨て、国内で再スタートを?
モ:特に理由は…
イ:最後の質問です。帰国したのはいつ?
モ:今年の6月3日です
イーチェンの質問の仕方と内容が憎たらしさありつつ、「知りたい!」っていう感じもあってウォレスさん上手いなって思いました。
イーチェンがモーションと2人で食事に行ったことを知るだけでなく、別の場面では「君も分かる、一度運命の人が現れると他の人には無関心になる」とイーチェンから言われてしまうんですよね。イーチェンはイーメイの気持ちに長年気付いていて、諦めて幸せになるようずーーーーっと諭しているんですけど、全然めげないイーメイ。モーションが渡米した7年間も片想いしていたので、モーションの帰国に激しく動揺してます。もう一度言いますが、このイーメイの役が本当に必要なのでしょうか?次回はシャオメイとモーションの仲直り回です。